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ニキビ跡の各治療と効果

解説医師ゴリラクリニック総院長稲見 文彦

男性のニキビ跡の特徴

一言で「ニキビ跡」と言っても種類は様々です。

ニキビ跡は大きく分けて2つあり、1つは「色」、もう一つは「凸凹」です。色は炎症による「赤み(発赤)」と「シミ(炎症後色素沈着)」に分かれます。凸凹は膨らみ(肥厚性瘢痕)と凹み(萎縮性瘢痕)に分かれます。

市販薬でも改善が可能なものから医療機関での治療が必要なものまで、さまざまなニキビ跡があります。
またニキビ跡によって治療法が異なるため注意が必要です。

ニキビ跡の各治療と効果

  1. 市販薬

    • 赤み

      白ニキビ(白色面皰)や黒ニキビ(黒色面皰)はまだ炎症を起こしていないため赤くはなりませんが、赤ニキビ(炎症性ざ瘡)は読んで字のごとく赤くなるのが特徴です。

      医学的には「発赤(ほっせき)」と言います。この発赤は2-3か月続くことがあり、多くの方は「ニキビが跡になって消えない」と心配しておられます。

      しかし発赤は徐々に落ち着いていき、半年も経過すれば薄くなって目立たなくなります。この間に気を付けるべきは日焼け対策や洗顔、保湿などのスキンケアです。特に日焼けは要注意。無防備に日焼けをすると後述の色素沈着の原因になります。

      たまにできる程度のニキビであれば市販薬でも十分ケアができます。アゼライン酸製剤やイオウ製剤、ビタミンC内服・外用などを試してみるといいでしょう。

    • 色素沈着

      赤みが残ってしまい茶色を帯びてしまった状態が炎症後色素沈着です。市販薬にもこの色素沈着を薄くする製品はありますが、美容皮膚科で処方されるようなハイドロキノンやトレチノインには効果は及びません。とはいえ手軽に行えるメリットはあります。外用タイプのビタミンCやビタミンEが販売されています。

      一方、ロドデノールのように強すぎる効果のため「肌がまだらに白くなった」などのトラブルを起こした市販薬もあります。

      異常を感じた時はただちに使用を中止し、医療機関を受診するのをお忘れなく。

    • クレーター(凹凸肌)

      ニキビ跡の膨らみは医学的には肥厚性瘢痕と言います。ヘパリン類似物質を含んだ外用薬が販売されており、一定の効果があると考えられています。しかし肥厚性瘢痕を外用薬で治療していくのは非常に根気が必要であり、そもそも効果が乏しい場合があります。そのような時は医療機関の受診をお勧めします。

      またニキビ跡の凹みは萎縮性瘢痕と言いますが、病院での治療でも萎縮性瘢痕を治すことは難しいとされています。

      市販薬で改善させるのは一層難しいのではないでしょうか。萎縮性瘢痕に対してはレーザー治療やニードリングなど、保険診療外の治療を強くお勧めします。

  2. 処方箋・皮膚科

    • 赤み

      赤ニキビ(炎症性ざ瘡)は皮膚に生じた炎症です。

      炎症の特徴のひとつが「赤み(発赤)であることは前述の通りです。保険診療では抗生剤や漢方、外用薬を用いて赤ニキビを治療していきます。

    • 色素沈着

      美容皮膚科で用いるような、トレチノインやハイドロキノンといった薬剤は保険診療では使うことができません。炎症性ニキビを早期に治し、色素沈着に発展するのを防ぐのがベストでしょう。

      前述の通り過酸化ベンゾイルやクリンダマイシンといった新しい外用薬は赤ニキビに対して治療効果が高く、多くの皮膚科で処方されています。

    • クレーター(凹凸肌)

      ニキビ跡の凸凹のうち、膨らんだニキビ跡(肥厚性瘢痕)であれば保険診療が受けられます。一般的にはステロイド注射を1ヶ月に1度の頻度で行います。徐々に平になり、赤みや硬さが改善されます。またトラニラスト内服を行うこともあります。

      一方、凹んだニキビ跡については保険診療外となることが多いようです。皮膚剥削術を用いることもありますが、原則的には美容目的で行うことができませんので医師に相談してみるとよいでしょう。

  3. 美容皮膚科

    • 赤み

      色素レーザーは赤い色に吸収され、血管腫や赤ら顔などを改善させる効果があります。

      ニキビ跡の赤みにも効果を発揮することが分かっていますが、残念ながら保険適応外となっています。ニキビ跡の赤みを気にされている場合は美容皮膚科での治療を受けるのがよいでしょう。

      その他にも美容皮膚科では最新の機器を用いた治療や、きめ細かいスキンケア指導などを受けることができます。

    • 色素沈着

      ニキビ跡の色素沈着に対しては外用薬や光治療器を用いて治療を行います。

      トレチノインといった皮膚のターンオーバーを促進させる薬剤や、ハイドロキノンのようなメラノサイト抑制作用がある薬剤を使って色を薄くしていきます。
      これらは保険適応外なので美容皮膚科で処方してもらいましょう。

      使い方にコツがあるので経験豊富な医師や看護師、カウンセラーから指導してもらうのがベターです。
      日常のスキンケアも色素沈着治療には重要。正しいスキンケアを学べるのも美容皮膚科ならでは。

    • クレーター(凹凸肌)

      凸凹としたニキビ跡を元通りの肌にすることは不可能とされています。

      ですが近年、フラクショナルレーザーを用いることでニキビ跡の凸凹を改善できるようになりました。レーザー光線で皮膚に細かい穴を無数に開けることにより、傷跡の再構築が起こり凸凹としたニキビ跡を目立たなくしていきます。

      保険適応外なので美容皮膚科を受診しましょう。
      効果が実感できるまで数回の施術が必要になることが多いようです。

      極めて重度の凸凹の場合、フラクショナルレーザーでも歯が立たないことがあります。
      医師の診察を受け相談することをお勧めします。

ゴリラクリニックのニキビ治療

当院のニキビ跡治療は、赤みや凹みなどの症状に適したレーザーと肌の調子を整えるピーリングやイオン導入を組み合わせた治療をご用意しています。市販品や皮膚科での治療に限界を感じている方はぜひ一度、当院へお越しください。

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一番大事なのは?

どんな治療を選択されてもニキビ跡治療で一番大事なのは、続ける根気です。
ニキビ跡が治り難いことは既に実感されているかと思いますが、
それだけ根気の必要な治療になります。

最先端のレーザー治療でさえ、数回の照射が必要で長ければ数年を費やす必要もあります。
また、併せて日頃のスキンケアも重要になります。現在あるニキビ跡を治したとしても、
スキンケアを続けずにキレイな肌の維持はありえません。

正しいスキンケアを続けることで肌の調子は格段に上がるでしょう。
すぐに効果が現れないことに嘆かず、徐々に治っていくものと
ご自分の肌力を信じ根気よく治療していきましょう。